2022年4月8日、『岡山カレータクシー』のドライバー向け勉強会が行われました。

お客様をご案内するにあたりカレーの知識を深めるため、岡山交通株式会社所属の岡山カレータクシードライバー3名全員が参加しました。
勉強会は講義・スパイス調合体験、そして店舗でのカレー作り・加工体験の2部構成で実施されました。
まずはOKAYAMAまちおこし隊隊長の半田様より、岡山カレー誕生の経緯や今後の展望などをお話いただきました。
元々桃の『チャツネ』(野菜や果物を煮詰めた調味料)を使用したカレーは、岡山の桃農家によって出荷しない白桃を利用して作られ、親しまれていたそうです。
国内外でも人気のある岡山の上質な白桃。「岡山といえばこれ！」という魅力的な食の開発と更なるまちおこしに向けて、岡山カレーの取り組みが始まったのです。

続いてハウス食品様より、カレーの歴史やスパイスについての講義を受けました。
カレーの種類など基礎知識のほか、カレーが服に付いた際の適切な処置など、生活に役立つ豆知識も教えていただきました。

座学のあとはスパイスや調味料をかけたカレーを試食し、味を学びます。
チャツネやペーストを一匙かけるだけで風味やコクがガラリと変わり、アレンジの奥深さに一同驚いていました。
辛みのある調味料もあり、汗をかきつつおかわりをする社員も。

実際の風味を知ったあとは、スパイスを嗅いでMYカレーパウダーを作っていきます。
好みの香りを多めにブレンドするなど試行錯誤の末、オリジナルのスパイスを完成させることができました！

勉強会第一部を終え、3人は岡山カレータクシーに乗り込み次の会場へ向かいます。
訪問したのは北区問屋町に昨年オープンされたクラウドキッチン＆レストラン、MARS LAB様です。

MARS LAB様は岡山カレーを提供されており、店内にはレトルトパウチや缶詰の加工場も併設されています。到着後さっそく加工着に着替え、岡山カレー作りを間近で見学させていただきました。
厨房で野菜を炒め、ピューレ類を追加して煮込んでいきます。そこへ水と油で煉ったスパイスとルーを入れ、さらに混ぜ合わせていきます。ドライバー3人も実際に具材の混ぜ合わせや計量を体験させていただきました！
大きい寸胴鍋をかき混ぜるのはかなりの重労働です。事前に炒める作業や味を馴染ませる時間も含めると、本来は完成まで3日間ほどかかるそうです。

鍋に岡山の白桃を使用した『チャツネ』も加えていきます。
岡山カレーの肝であり、混ぜ合わせることでフルーティーなコクと旨味が生まれます。
順調に工程は進み、無事カレーの仕込みが完成しました！

カレー作りを終え、そのままレトルト加工見学に移りました。厨房横の加工場で、パウチと缶詰めの加工を体験します。
容器に入れたカレーを加工用の機械にセットすると、あっという間にパッケージングされました。
以上をもってカレータクシー勉強会は無事終了！

…ですが、なんとお店のご厚意で岡山カレーを頂くこととなりました！
お店がカレーのスパイシーな香りでいっぱいとなり、沸き立つ一同。
MARS LAB様のカレーにはとろとろに煮込まれた岡山県産の玉ねぎや和牛のスネ、スジが入っています。形などの問題で捨てられてしまうような部位も煮込んでカレーに加えることで、食品ロスを防ぎながら、深い旨味を出されているとのことです。
ひとくち食べたドライバーも笑顔がこぼれ、スプーンを運ぶ手が止まりませんでした。
気になる感想は「幸せになれる味」とのこと！納得の笑顔です。

コロナ禍の現在、飲食店や交通業、その他の業種も依然困難な状況が続いています。
「『やりたい』を叶えるというコンセプトでコロナ禍の逆境の中でもお店をオープンした。今回のタイアップがお店と岡山カレータクシーの取り組みを知っていただくきっかけとなれば」とMARS LAB代表の原様は熱い想いを語られました。

2022年2月、岡山カレータクシーはたくさんの方々の想いを乗せて走り出しました。
しかしながら走り出すことがゴールではありません。これからも岡山カレーの魅力を発信し、岡山をさらに盛り上げるという使命を背負い、街を走り続けます。

また4月現在、岡山カレータクシー運行開始を記念して、素敵なプレゼントが当たるスタンプラリーキャンペーンを開催中！
キャンペーン詳細はこちら(岡山交通株式会社)からご覧ください。

今回の勉強会を経て、岡山カレータクシードライバーの3名はより一層カレーへの造詣を深めることができました。
培った知識と体験を活かして、お客様をよりディープなカレーの世界にご案内いたします！
ぜひ岡山カレータクシーにご乗車いただき、岡山カレーを食べて笑顔になっていただけると幸いです。

岡山カレータクシーのご指定・ご予約は両備タクシーセンターへ
TEL:086-262-3939